猫
猫

上池台動物病院のFIP治療

致死率100%の病気に対して
正確な診断治療
84日目以降の治療薬費用 無償対応

※検査費用・再診料はかかります。

改善率 95% 治療相談 350件超

YouTubeでFIP治療を徹底解説!
お悩みの飼い主様、ぜひご視聴ください。

FIP治療に関してこのようなお悩みはありませんか?

  • 他の病院でFIPと診断されてしまった
  • FIP治療できる病院を探しても見つからない
  • FIP治療の費用に不安がある
  • いち早くFIPの治療を行いたい
  • 他院で治療中だが、治療がうまくいっていない
  • 今行っている治療があっているかわからない

当院ではFIPの積極的な治療を行っており、早急な治療提案が可能です。
FIPは早期検査・治療が非常に重要となりますので、一度当院へご連絡をお願いいたします。

当院では、FIPで苦しむ猫ちゃん、飼い主様のご負担を減らすべく、
84日目以降の再発・延長治療を無償で対応いたします!

FIPは緊急性の高い治療である一方、治療費用も高額で飼い主様のご負担も大きいですし、
84日では治りきらない場合や再発してしまうケースも中にはございます。

当院では、FIPで苦しむ猫ちゃん、飼い主様を救えるように
当院で治療完了した方の84日目以降の治療を無償で対応させていただきます!
FIPの治療先をお探しの方は、まずはご相談ください!

FEATURES当院が選ばれる5つの理由

  • 1

    100%の致死率のFIPを95%改善!
    多くの実績

    FIPは治らない病気だ。
    そのように説明されたのではないでしょうか?
    確かに昔までは対症療法しかなく、治療を諦める事が多かった病気です。
    しかしながら、現在では高い確率で治療できる方法が確立しています。

    当院におけるFIP治療では95%の改善率が見込めています。
    現在では正しい治療を行えばFIPは
    治せる病気となっていますので諦めないで下さい!

  • 2

    症例件数が裏付ける、
    正確な検査・診断と治療対応

    FIPの治療を行うクリニック様は確かに増えてきました。
    しかし、他院から当院に移ってくる方から話を聞くと
    必要な検査が行われていないケースや、
    検査結果に基づく治療対応が誤っている場合もあります。

    FIPは初期症状が多岐にわたり、その検査・診断や
    治療対応が難しいです。

    当院は、年間数百件のFIP治療の相談をいただきます。
    その経験数に基づく、精度の高い正確な診断と
    適切かつ早期の治療対応が可能です。

  • 3

    治療症例数が最も多い、
    実績のある治療薬を使用

    当院では、ムティアン(mutian)という治療薬を
    主に治療を行います。
    FIPの治療薬はいくつか種類があります。

    ムティアンは2022年末の時点で、
    全症例数は3.6万件と他の治療薬と比べ
    圧倒的な症例数を保有しています。

    また、当院の改善率は95%となっており、
    症例数/改善率の観点で信頼できる治療となっています。

  • 主なFIP治療薬比較

    上記比較からも分かるように、ムティアンは症例数が多いだけでなく、
    即効性が高く、副作用も少ない、再発症例も少なく、投与が延長した場合の
    在庫数も多いなど多数のメリットがあります。





  • 4

    悩みの多いFIP治療を
    安心フルサポート

    FIPの治療には84日間の投薬が必要になります。
    長期間にわたる投薬は猫ちゃんでは
    大変なことも少なくないです。

    FIPは本当に治るのか?
    愛猫に長い期間、投薬できるか?
    慣れてない他の病院でも大丈夫か?
    など悩みの多いFIP治療に親身に対応します。
    投薬が難しくても何度でも看護スタッフがサポートし、
    ご自宅で投与できるように致しますのでご安心ください。

  • 5

    価格を少しでも抑える

    FIPの治療薬は高価になります。
    84回分の薬の投与が必要になるからです。

    当院では個人輸入で仕入れる価格と同じくらいで設定しているため。

    安心して治療を行う事が可能です。

ムティアンの薬剤価格比較

※最も投薬量が少ないウエットタイプを基準にしています。
※重症度が増すと投薬量が増えます。
※投薬料金のみの比較で、他に検査料金がかかります。


最近「安く治療できる」というクリニックが増えましたが、そのほとんどが、
モルヌピラビルという薬を採用しています。当院でも、同様の薬での治療は可能です。

上池台動物病院はムティアンとモルヌピラビルを組み合わせ、
治療品質を担保した上で、飼い主様の費用負担も極力抑えます。

FIPの診療・治療の
重要な4つのポイント

  • 1症状が様々なため
    本当にFIPかどうかの診断が重要

    食欲不振や発熱などの一般的な症状から
    下痢・嘔吐などの消化器症状、眼症状や神経症状など、
    症状は多岐にわたります。
    FIPかそれ以外の病気かの正確な診断が重要です。

    症状が様々なため本当にFIPかどうかの診断が重要
  • 2症状の進行が早いため
    早期の治療が必要

    治療をしない場合の致死率が100%に近く、また平均の予後が9日間と恐ろしく短いです。
    従来までは致死率が高く、治療方法がない病気でしたが、最近ではいくつか著効する治療方法が報告されています。予後の短さを考えると可能な限り早期診断・早期治療が重要になります。

    症状の進行が早いため早期の治療が必要
  • 3症状によって
    薬の投薬量が異なる

    FIPには症状によりウエット型やドライ型、混合型と分けられます。この症状と貧血の程度により投薬量を決める必要があります。ドライ型や混合型ではウエット型より多い投薬量が必要になります。
    投与量が少ないとFIP 治療がうまくいかなく、再発する可能性が高くなるので症状に合わせた投薬が重要です。

    症状によって薬の投薬量が異なる
  • 4治療には長期間の
    薬の投与と経過の判断が必要

    FIPの治療には84日間の投薬が必要になります。
    84日間決まった時間の投与と、薬の投与によりFIPが悪化・再発しないか各種検査により経過を見る事が重要です。

    治療には長期間の薬の投与と経過の判断が必要

当院の
FIP治療アプローチ

  • 検査・診断
    検査・診断
  • 投薬・治療管理
    投薬・治療管理
  • 経過管理
    経過管理

当院の診断・治療の特徴①

猫のストレスに配慮

猫のストレスに配慮
猫専用の診察室により可能なストレスを減らしたいと考えております。また診察室には猫のフェイシャルフェロモンを拡散し、落ち着けるように工夫しています。

当院の診断・治療の特徴②

FIPと他疾患を正確に鑑別

FIPと他疾患を正確に鑑別
当院では腫瘍認定医、外科認定医、皮膚科認定医が在籍し豊富な診療実績があります。 多様な症状を呈し診断が困難なFIPに対して、多方面からのアプローチが可能です。また万が一、FIP以外の難治性疾患だとしても内科治療から外科治療までトータルで治療することが可能です。

当院の診断・治療の特徴③

早期診断・早期治療

早期診断・早期治療
FIPは予後が悪く早期治療が重要です。当院では可能な限り早期診断に努め、FIPが疑わしい場合には検査当日での治療も可能です。

FIPでは早期診断後に早期治療に進みます。

様々な治療法

従来の治療方法ではステロイドや、インターフェロンを用いた方法がありますが、
治療効果は限定的でした。当院では以下の2種類での治療方法を行なっています。

①MUTIANによる治療FIPウイルスに対して有効な抗ウイルス薬と類似の作用を持った薬として知られています。少し前までは報告が少なかったですが、最近ではFIPに対して有効とする報告が出ております。高価であることがデメリットです。
②新型コロナウイルス薬の治療人の新型コロナウイルスに対しての薬が猫のFIPに対して有効という報告があります。ただし、使用の報告は少なく副作用の恐れもあります。
当院では①の治療が金銭的に難しい場合に治験的に行なっています。①の治療に比べ1/2〜1/3程度に料金を抑える事が可能です。

治療の流れ

  • Step01
    検査・診断
    〈検査・診断〉当院では最初に各種検査を実施し、FIPの診断を行います。近医でのデータがある場合にはご持参下さい。FIPでは早期診断、治療が重要なため可能な限り、当日に行える検査でスクリーニングし、早期の治療を目指します。
  • Step02
    治療方針決定・投薬・注射
    〈治療方針決定・投薬・注射〉FIPと診断された場合にはその後の治療方針を決定します。
    猫ちゃんの体調に合わせて内服薬、注射薬の選択をします。
    全身状態が悪い場合には数日間の通院と注射薬による治療を行います。
  • Step03
    通院・治療経過の管理
    〈通院・治療経過の管理〉投薬が可能な場合には猫ちゃんへの投薬方法をお伝えし、自宅での治療を目指します。
    猫ちゃんは投薬が難しい事が多いですが、猫ちゃんに合った投薬方法を指導し、84日間の投薬に備えます。
  • Step04
    治療の経過管理
    〈治療の経過管理〉84日の投薬の間で1週間毎に通院します。
    猫ちゃんの状態に合わせて血液検査、画像検査を行います。
    貧血や、アルブミングロブリン比、胸水・腹水の量やリンパ節のサイズなどから治療効果を判定します。投薬が終了する84日目までしっかりと経過管理を行います。
  • Step05
    治療後の経過管理
    〈治療後の経過管理〉84日間の投薬後、再発症状がなければ1ヶ月毎の定期チェックを行います。数ヶ月、問題なければ寛解と判断し治療を終了します。
    万が一、追加の治療が必要な場合は、FIPの治療薬費用を無償で対応させていただきますのでご安心ください。

遠方の方の治療に関して


  • 1日目
    初診:検査・診断・治療方針決定・投薬
    〈初診:検査・診断・治療方針決定・投薬〉 遠方の飼い主様の場合、初診時は、直接ご来院いただきます。
    検査・診断から治療方法の決定、投薬までを行います。
    全身状態が悪い場合は、猫ちゃんに入院での対応もご提案いたします。
  • 2日目
    以降
    投薬・オンラインでの経過管理
    〈投薬・オンラインでの経過管理〉
    初診時に薬を処方いたしますので、ご自宅にて投薬を行なっていただきます。
    貧血や、アルブミングロブリン比、胸水・腹水の量やリンパ節のサイズなどから治療効果を判定します。投薬が終了する77日目までしっかりと経過管理を行います。

  • 77日目
    2回目の診察:治療終了の判断
    〈2回目の診察:治療終了の判断〉 治療開始から77日後にご来院いただきます。各種検査を行い治療可否の判断を行います。

  • その後
    治療後の経過判断
    〈治療後の経過判断〉 最初症状が無ければ、1ヶ月ごとに近隣の動物病院にて定期チェックを行なっていただき、結果をLINEで共有いただきます。問題なければ寛解を判断し、治療を終了します。

専用のLINEは医師が確認し、1件1件返信いたします。
遠方でありながらもFIP治療を安心して治療を進めていただく体制を整えておりますので、「通うには遠い」とお感じの方も、当院での治療をご検討ください。

猫

FIP相談ダイヤル

お電話からのご相談はこちら

当院での治療実績

治療実績①

猫種

ノルウェージャンフォレストキャット

主訴

右眼の赤み、食欲減退
他院でFIPと診断
電話で症状を聞いたのちすぐに来院。

検査結果

蛋白分画、コロナウイルス抗体検査によりFIPを強く疑う。腹部超音波検査により胃リンパ節の腫大

診断

FIPドライタイプ(眼病変:ぶどう膜炎 レッドアイ)

治療

来院当日から注射薬により治療。
3日目に眼病変が改善したため投薬に変更。
14日目にリンパ節縮小
現在は体重も増加し、食欲も旺盛に。

レッドアイの改善

  • 治療前
  • 治療後

リンパ節の縮小

  • 治療前
  • 治療後

猫種

ロシアンブルー

主訴

嘔吐、食欲不振
近医でFIPと診断され、紹介で高度医療センターに来院するも重度のFIPで治療方法が無いと言われ当院に来院。

検査結果

腹水中のコロナウイルス 遺伝子検査によりFIPと診断重度貧血、エコー検査にて腎臓不正心臓エコー検査により拘束型心筋症

診断

FIPウエット・ドライ混合 貧血重症

治療

FIP重症のため来院当日から入院治療。
貧血がHCT 14%(基準値:24%<)で全身状態も悪かった。
7日間の入院治療により貧血が少しづつ良化
19日目にはHCT36.6%に改善。
33日目には心エコー検査にて拘束型心筋症も改善。
食欲、体重も増加し今までで一番元気!というくらいに回復した。

心エコー検査による拘束物の消失

  • 治療前
  • 治療後

猫種

雑種

主訴

食欲減退、腹水貯留、黄疸、近医にてFIPの疑い

検査結果

コロナウイルス抗体、蛋白分画、AGPにて異常値。T-bli 1.6mg/dlと高値エコー検査にて腹水貯留、腎臓腫大

診断

FIPウエット・ドライ混合 貧血重症

治療

全身状態は悪く無いものの、予後不良因子であるT-bil(総ビリルビン)が高値のため3日目までは院内で投薬治療を行なった。
3日目にT-bilが0.5mg/dlと改善したため自宅での投薬治療に切り替えた。
投薬方法に不安があったため来院毎に投薬方法の指導を行なった。
20日目にT-bil 0.1mg/dl と改善し、腹水も消失腎腫大も改善した。

腹水の消失

  • 治療前
  • 治療後

ドライタイプ、胸腔内肉芽腫の消失

  • 治療前
  • 治療後

ウェット・ドライ混合タイプ、腎臓肉芽腫の消失

  • 治療前
  • 治療後

ウエットタイプ、腹水の消失

  • 治療前
  • 治療後

料金案内

当院では費用の面でも安心して治療を受けていただくため、参考料金を公開しております。
少しでも飼い主様の費用負担を軽減させていただくため、
個人輸入される場合と同程度の費用での治療を行っております。

治療費 60万円〜 ※1
84日目以降の
治療費用
FIPの治療薬費用
無償対応 ※2

※1.ムティアン投薬の場合の金額、FIPのタイプ、体重、治療内容により治療費・検査費用が変わります。

※2.再診料、検査費用、FIP治療薬以外の費用はかかります。

当院の組み合わせ治療

上池台動物病院はムティアンとモルヌピラビルを組み合わせ、
治療品質を担保した上で、飼い主様の費用負担も極力抑えます。

お支払い方法

FIP治療は高額になりますが、飼い主様のご負担を少しでも抑えるために
当院では以下のお支払い方法をご用意しております。

1.来院時に都度払い

当院の FIP 治療は週に1度の通院をしていただきますが、その都度のお支払いが可能です。
一括での支払いが不要なので比較的ご負担を抑えて治療することが可能です。

2.どうぶつ医療ローン

当院ではスルガ銀行様と提携しており、医療ローンでの治療も可能です。月々の負担を大幅に抑えて治療ができます。
※ローンの審査通過後、ご契約となります。



スルガ銀行のどうぶつ医療ローンについてのページへ

費用が理由で治療を諦めかけていた方、
当院でなら治療ができるかもしれません。まずは一度ご相談ください。

ドクター紹介

院長のプロフィール写真

上池台動物病院 院長上野 雅祐

「FIPは治らない、治療が難しい」と言われお困りの飼い主様。また現在、様々なFIP治療薬が出回りどの治療方法が良いのか迷われているのではないでしょうか?確かに誤った治療方法を行うと治らない・再発する・寛解しないなど問題が出てきます。

けれども、もう悩まなくて大丈夫です。当院では正確なFIPの重症度分類と薬用量の調節により確実に治す治療方法があります。また、多数の治療薬がある中でなぜこの治療薬を使用するのかといった明確な判断基準があります。食欲がない、呼吸が苦しい、元気がないといった猫ちゃんに対して早ければたったの1日で効果が見られることもあります。

FIP治療をどの病院で行えば良いか、どの治療方法が良いのかをお悩みの飼い主様は安心してください。迷いの多いFIP治療に関して、当院では絶対に後悔させません。多数の実績から得られた確実な治療方法によってご一緒に治しましょう。電話でも、LINEでも可能な限り迅速に対応しますのでまずはご相談ください。

略歴

  • 麻布大学 獣医学科卒業 (学業成績優秀者)
  • 千葉県 中核の動物病院にて勤務医
  • 神奈川県 外科認定医・整形専門病院にて勤務
  • 専門病院にて一般外科・整形外科に従事
  • 日本小動物がんセンター 研修

所属学会

  • 日本獣医がん学会
  • 日本獣医画像診断学会
  • 日本小動物歯科研究会
  • 日本獣医麻酔外科学会
  • 日本獣医循環器学会
  • 日本獣医皮膚科学会
  • 獣医腫瘍科認定医Ⅱ種
  • ヒルズ栄養学コース修了
  • Royal Canin Canine and Feline Clinical Nutrition Course修了
  • 日本小動物歯科研究会 歯科レベル2
  • 日本小動物歯科研究会 歯科レベル4
    ※その他、循環器、皮膚、内科、外科の認定医取得に向けて邁進中
猫

FIP相談ダイヤル

お電話からのご相談はこちら

飼い主様の声

  • かかりつけ医院でFIPを見つけてもらいましたが、FIPの治療をしたことがなく、経験豊富なこちらの病院で治療していただくことにしました。 家からは徒歩と電車で約2時間かかりますが、結論から言うと、本当に通った甲斐がありました。優しい先生のもと、しっかりと投薬の仕方や検査をしていただき、安心して治療を進める事が出来ました。投薬を始めて3日ほどで見違えるほど元気になり、ムティアン(ラプコン)は高価な薬だけど、効果も抜群でFIP発覚後すぐに投薬を始められてよかったなと思います。
  • かかりつけ医でFIPかリンパ腫の疑いがあると言われ、高度医療センターで検査しましたが特定には至らず。その間、薬を飲ませても高熱が続き、食欲は落ち、具合がますます悪くなり…死んじゃうんじゃないかと心配でたまりませんでした。ネットで調べてLINEで相談したところ、すぐに返事が来て、文面からとても誠実そうな良い印象を持ちましたので、即予約をして診て頂きました。服薬してからは熱も下がり、だんだん元気になりました。
    持病のヘルペスの症状がひどくなったり、鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、涙目など予測不能な事がたくさんあり不安で不安で仕方がなかった時も、上野院長にLINEで相談出来たことがとても心強かったです。
  • 生後6ヶ月のタイミングで、1ヶ月で500g体重が減少し、下痢が2日ほど続いたため、かかりつけの動物病院で診察いただいたところ、FIPの疑いが強いと言われました。平均予後が9日だったため、都内で治療していただける病院を探して、こちらの病院にお電話し即日で診察していただけました。
    先生はじめ、看護師のみなさんもとても親切丁寧で、体調変化があった場合でも、時間外にも関わらずお電話で親身になって対応していただき、ずっと安心して治療することができました。再発の可能性は0ではないですが、投薬を開始して早々に食欲が戻り、今のところとても元気なので、ホッとしています。本当にありがとうございました。

FIPとは

FIPとは猫伝染性腹膜炎と呼ばれる病気です。
FIPは猫コロナウイルスが原因となります。
猫コロナウイルスに感染した猫の一部が
発症します。
発症すると予後不良で診断後の平均生存期間は9日間と報告されています。

症状の特徴

①若齢・多頭飼育下で発症しやすい

FIPは1歳以下で発症することが多いです。高齢で発症することもありますが、
他の疾患との鑑別が重要になります。
(FIP発症猫の約70%が1歳以下と報告)
また多頭飼育下では発症しやすいと言われています。

②色々な症状が出る。

熱、体重減少、食欲不振、抑うつなどの症状が最も多いです。
FIPは症状からウエットタイプ、ドライタイプの2つの型に分けられますが、混合型も存在します。

  • ウエットタイプ

    ウエットタイプ

    多発性漿膜炎と血管炎を主として胸水・腹水・心嚢水など体の中の液体貯留が認められます。胸水貯留・心嚢水貯留では呼吸困難、腹水貯留では腹囲膨満などの症状がでます。

  • ドライタイプ

    ドライタイプ

    臓器の肉芽腫を主とします。腎臓・肝臓・脾臓・肺・腸管リンパ節・大網などの臓器に化膿性肉芽腫というしこりのようなものをつくります。肉芽腫が形成された部位に応じて腎障害や、肝障害、呼吸困難下痢・嘔吐など症状がでます。

  • その他の症状

    その他の症状

    ブドウ膜炎などの目症状や眼振・発作・脳神経障害などの神経症状がFIP猫の10%で認められます。

FIPの検査・
診断について

各種検査を組み合わせて
FIPを正確に診断します。
FIPは症状が様々なため
早期に正確に診断することが重要です。
当院では以下の検査を行い早期診断することに力を入れています。

①血液検査では各種検査を組み合わせて他疾患との鑑別を迅速に。

  • 血液検査

    ●血液検査

    FIPではリンパ球減少や、貧血、血清タンパクの上昇などが認められる事が多いです。
    またFIPでは黄疸を伴う事が多いです。全血球計算(CBC)と生化学検査のスクリーニングを行う事で血液的に異常がないかを判断します。

  • 蛋白分画検査

    ●蛋白分画検査

    FIPではガンマグロブリンの上昇による、血清タンパク質濃度の上昇が認められやすいです。
    ガンマグロブリンの上昇はウエットタイプの50%、ドライタイプの70%で認められます。またアルブミンとグロブリンの比も重要です。FIPでは血管炎や糸球体腎炎によりアルブミンの値が低下しやすいです。そのため、FIPではアルブミン/グロブリン比が低下する事が多くなります。

  • AGP(α1酸性糖蛋白)

    ●AGP(α1酸性糖蛋白)

    血液中で増加する急性の炎症マーカーです。
    FIPで上昇する事が多く、値が高くなるほどFIPの可能性が高くなります。
    他の炎症疾患でも上昇することがあるため鑑別が重要になります。

  • コロナウイルス抗体価

    ●コロナウイルス抗体価

    猫腸コロナウイルス に対して作られる抗体の量を調べます。
    ただしこの検査では猫腸コロナウイルス かFIPウイルスに対してなのかの判断ができないため、他の検査と合わせて考えます。FIPの場合には、抗体価が高くなる傾向にあります。

②猫への負担が少ない画像診断で病態を正確に判断。

麻酔を用いる事がなく、
検査をすることが可能
です。
ウエット、ドライタイプの判断と貯留液の採取が可能です。

  • レントゲン検査

    ●レントゲン検査

    FIPウエットタイプでは腹水や胸水の貯留が認められます。
    またFIPドライタイプでの肉芽腫性病変や腫瘤性病変を検出するのに優れています。

  • 超音波検査

    ●超音波検査

    レントゲンで認められた、腹水や胸水・肉芽腫性病変を詳しく検査します。
    超音波検査をうまく用いる事で貯留液の採取や、肉芽腫性病変からの細胞を採取することが可能です。また、FIPではリンパ節の腫大を認める事も多く、他の炎症や腫瘍性病変との鑑別を進めていきます。心疾患、リンパ腫、腹膜炎などとの鑑別が重要です。

③PCRや貯留液検査を組み合わせ、診断の精度を高める。

  • コロナウイルス 遺伝子検査

    ●コロナウイルス 遺伝子検査

    血液や、腹水・胸水、脳脊髄液からウイルスの量を検出することが可能です。
    陽性の場合には高い確率でFIPと診断することが可能です。

  • 貯留液検査

    ●貯留液検査

    腹水や胸水の性状を検査します。貯留液のタンパク濃度や細胞数から判断します。FIPウェットタイプでの貯留液では黄色で粘稠性がある液体が採取される事が多いですが、症例によってはピンク色や血液色の事もあります。

猫

FIP相談ダイヤル

お電話からのご相談はこちら

アクセス

大田本院

交通機関について

お車でお越しの方
本町3丁目の信号を曲がっていただき2つ目の角を左折してください。当院周辺道路は一方通行になっておりますのでお気をつけ下さい。

バスでお越しの方
『上池上』下車徒歩1分

電車でお越しの方 東急池上線『西馬込駅』より徒歩15分

駐車場について

駐車場は3台(5~7番)ご準備しております。
道路側3台となり、7番は狭くなっておりますのでご注意ください。別途、満車の場合がありますのでお時間に余裕を持ってご来院ください。また、事故・盗難などの駐車場でのトラブルは当院で一切の責任を負いかねますので十分にご留意いただけますようお願いします。

医 院/
東京都大田区上池台5丁目38-2 Map

駐車場/
東京都大田区上池台5丁目38-12 Map

沼津院

閉じる