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コラム COLUMN

犬の肝臓癌の末期症状は?できる対処とともに解説

更新日:2026年1月12日  公開日:2026年1月12日

犬の肝臓癌の末期症状は?できる対処とともに解説

犬の肝臓癌の末期症状では、食欲や元気の低下、腹水、黄疸、神経症状など、全身にさまざまな変化が現れます。これらの症状は病気がかなり進行しているサインであり、飼い主が早く気づくことが重要です。

ここでは、犬の肝臓癌の末期症状について詳しく解説します。

犬の肝臓癌は、適切な処置によって命の危機から救える可能性があります。「愛犬のための最善の選択がわからない」「他院での診断に不安が残っている」という場合は、犬猫の腫瘍にて1000症例を超える治療実績がある当院にご相談ください

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この記事の監修者

上野雅祐

上池台動物病院の院長を務める。海外でのセミナーや国際学会、海外大学への短期留学などでジャンルに囚われない幅広いスキルを磨き、外科・腫瘍・皮膚等の専門的で総合的な治療を提供する。

監修者情報

▼略歴

  • 麻布大学 獣医学科卒業(学業成績優秀者)
  • 千葉県 中核の動物病院にて勤務医
  • 神奈川県 外科認定医・整形専門病院にて勤務医
  • 専門病院にて一般外科・整形外科に従事
  • 日本小動物がんセンター 研修医


▼所属学会・資格

犬の肝臓癌の末期症状

犬の肝臓癌の末期症状として、以下のようなものが挙げられます。

  • 元気・食欲の低下、嘔吐
  • 下痢
  • 腹水の貯留
  • 黄疸
  • 肝性脳症

それぞれ解説していきます。

犬の肝臓腫瘍(肝臓がん)とはどのような病気か?についてはこちら

元気・食欲の低下、嘔吐

犬の肝臓癌が末期に近づき大きくなってくると、胃腸を圧迫し胃腸の機能を阻害します。その結果、食欲不振や嘔吐を誘発します。

また、肝臓はエネルギー代謝において重要な役割を果たしているため、肝臓機能の低下に伴ってエネルギー代謝も低下し、元気消失につながります。

下痢

犬の肝臓癌が進行し正常な肝組織が浸潤されると、肝臓の機能が低下します。肝臓の機能が低下すると、胆汁の分泌不全による消化不良や、血漿タンパク質アルブミンの低下などにつながり、下痢が起こります。

腹水の貯留

犬の肝臓は、血液の浸透圧維持に重要な「アルブミン」の合成を行っています。肝機能が低下してアルブミンが減ると、血液の浸透圧が低下し、血管外に血漿(血液の液体成分)が漏出して腹水になります。腹水は、犬の肝臓癌の末期症状ともいえます。

また、癌によって炎症が起こると、白血球が集まりやすくなります。その影響で血管の壁がすき間の多い状態(血管透過性が高い状態)になり、血漿が血管の外へ染み出します。これも、肝臓癌で腹水となる原因です。

黄疸

犬の肝臓癌が末期にさしかかると、肝機能の低下や胆管の傷害により、ビリルビンという色素が白目や皮膚、粘膜などに沈着し黄疸(白目や皮膚が黄色く見える症状)が発生する場合があります。

肝性脳症

肝臓の重要な機能の一つに、アンモニアの分解があります。肝臓癌の末期症状により肝機能が低下し、アンモニアが分解できなくなると、肝性脳症と呼ばれる神経症状が出ます。具体的には、性格の変化や昏睡、発作などの神経症状が見られます。

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肝臓癌の末期症状が出た犬は最期を待つしかない?

癌の種類や進行度にもよりますが、末期症状が出るまで進行すると、最期を待つしかないケースもあります。

犬の肝臓癌は、末期段階では外科手術は不適応となるケースも多くなります。腫瘍が大きくなればなるほど摘出しなければならない肝組織の量が多くなるうえ、症状が進行している状況では麻酔や出血のリスクが増大するためです。

なお、抗がん剤による治療は、犬の肝細胞癌(肝臓の細胞が癌となったもの)にはあまり効果がないといわれています。

高齢犬における肝臓腫瘍の発生リスクについてはこちら

犬の肝臓腫瘍(肝臓がん)の余命についてはこちら

犬の肝臓癌は末期症状が出る前に病院に連れていくことが大切

塊状の肝細胞癌(肝臓の細胞が癌となったもの)の場合、摘出することができれば4年生存率は約90%とされています。一方で無治療の場合、生存期間中央値は270日という報告があり、手術によって余命が大幅に変わってくるといえます。

ただし前述した通り、犬の肝臓癌は末期症状が出るまで進行していると、そもそも外科手術が実施できないケースが増えます。

肝臓癌は初期段階では症状が出ないことが多いため、定期的に検査を受け、癌の早期発見・早期治療に努めることがなにより重要です。

少しでも不安に思うことがあれば、動物病院に一度相談してみましょう。

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