子犬は、成犬に比べてパテラを発症しやすい時期にあります。
この記事では、子犬がパテラになりやすい理由や、具体的な症状について解説します。
| 子犬のパテラは、早期に適切な治療ができれば良好な予後が得られます。一方、放置して状態が深刻化すると、手術しても十分な機能回復に至らない可能性もあります。不安に思うことがあれば、整形専門医が在籍する当院にご相談ください。 |
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大阪府大阪市鶴見区放出東2丁目19-8
この記事の監修者
上野雅祐
上池台動物病院の院長を務める。海外でのセミナーや国際学会、海外大学への短期留学などでジャンルに囚われない幅広いスキルを磨き、外科・腫瘍・皮膚等の専門的で総合的な治療を提供する。
- 監修者情報
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▼略歴
- 麻布大学 獣医学科卒業(学業成績優秀者)
- 千葉県 中核の動物病院にて勤務医
- 神奈川県 外科認定医・整形専門病院にて勤務医
- 専門病院にて一般外科・整形外科に従事
- 日本小動物がんセンター 研修医
▼所属学会・資格- 日本獣医がん学会
- 日本獣医画像診断学会
- 日本小動物歯科研究会
- 日本獣医麻酔外科学会
- 日本獣医循環器学会
- 日本獣医皮膚科学会
- 獣医腫瘍科認定医Ⅱ種
- ヒルズ栄養学コース修了
- Royal Canin Canine and Feline Clinical Nutrition Course修了
- 日本小動物歯科研究会 歯科レベル2
- 日本小動物歯科研究会 歯科レベル4
目次
子犬がパテラになりやすい理由

子犬がパテラになりやすい理由には、遺伝的な要素が関係しています。
パテラは遺伝などによる先天性の原因と、外傷などによる後天性の原因があります。トイプードルやチワワ、ポメラニアンなどの小型犬種では遺伝的な要因が強くかかわっていると考えられており、生まれつき膝蓋骨がはまっている溝が浅いことにより脱臼しやすくなります。
そのため、子犬のうちからパテラの症状が出ることが多くみられます。
犬のパテラとはどのような病気かの詳細はこちら
犬種別のパテラの詳細については、以下も参考にしてください。
パテラになった子犬が見せる症状

パテラは、歩く際に後ろ足を浮かせたり、スキップするように歩いたりする動作が特徴的です。
また、抱き上げたときに痛がったり、散歩に行くのを嫌がったりすることもあります。
ただし初期の頃は痛みがなく、このような症状が出ないことも多いため気づきにくく、動物病院での触診で判明することも多くあります。
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パテラは子犬のうちに治療すれば治る?

子犬のパテラは、適切な段階で治療を行うことができれば問題なく歩行できる様になることがほとんどです。
グレードが低い場合や基礎疾患があり手術不適応の場合などは、内科治療を行います。体重管理やサプリメントなどで膝への負担を軽減させながら、維持していくことが多いです。
グレード3以上の場合や、痛みが生じる場合には、基本的に手術適応となります。
また12ヶ月齢以下の子犬の場合、パテラを無治療のまま放置してしまうと成長に伴って骨の変形などを引き起こしてしまうため、グレードが低い場合でも手術適応となることがあります。
子犬のパテラを放置するとどうなる?

パテラは放置すると前十字靭帯の断裂や関節炎などを引き起こし、疼痛の原因となります。
また子犬の場合は骨も成長途中のため、無治療のままだと骨変形や筋肉の萎縮などにつながり、歩行や姿勢に支障が出るようになります。
パテラが軽度の場合は症状が出ないこともありますが、歩き方などに少しでも違和感を感じたら、一度動物病院を受診することをお勧めします。
子犬のうちから心がけたいパテラの予防法

子犬のパテラの予防としては、関節に負担をかけないことが大切です。
例えば
- 太りすぎないように体重管理をする
- フローリングなど滑りやすい床にはカーペットを敷く
- 足裏の毛刈りや爪切りなどのお手入れをこまめに行う
などが挙げられます。
早期に発見できれば、症状が悪化する前に適切な治療を行うことができます。愛犬の姿勢や歩き方など気になることがある場合は、まずは獣医師に相談してみてください。
まとめ

子犬のパテラは、遺伝的な要因により成長初期から発症していることもある疾患です。
スキップするような歩き方や、後ろ足を浮かせる動作が見られても、成長途中で動きが不安定なだけなのか、パテラによるものなのかを飼い主が判断するのは困難です。
パテラを放置すると、成長に伴って骨の変形や関節炎、靱帯の損傷を引き起こし、将来的に歩行や姿勢へ影響が残る可能性もあります。
子犬のパテラが気になる場合は、一度獣医師による評価を受けてみましょう。
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