ポメラニアンは、パテラの発症割合が高いとされています。愛犬がパテラにならないか、あるいはすでになっていないか心配する飼い主さんは多いでしょう。
ここでは、ポメラニアンのパテラについて詳しく解説します。
| ポメラニアンのパテラは悪化しやすいため、予兆に気づいた段階で適切な処置を施すことが何より大切です。少しでも予兆が見られた場合は、整形専門医が在籍し、ポメラニアンのパテラの治療実績も豊富な当院にご相談ください。 |
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大阪府大阪市港区弁天1丁目4−9 第3柴田ビル 104
大阪府大阪市鶴見区放出東2丁目19-8
目次
ポメラニアンにパテラが多い理由

ポメラニアンにパテラが多い理由には、遺伝が大きく関係していると考えられています。ポメラニアンを含むトイ犬種は、先天性(発育性)脱臼の頻度が極めて高いとされています。
ただし、そもそもどの遺伝子が原因となるかは明確にされていません。筋肉量が少なく膝関節をしっかり固定する力が弱い、性格的に膝に負担をかける動作をしやすいなどの悪化要因はいくつかあるものの、根本的な原因は未解明のままです。
【普段の様子から見る予兆】パテラになったポメラニアンの見分け方

ポメラニアンのパテラの代表的な症状として、後ろ足を挙げてスキップすることが多くなります。
他にも、以下のような様子を見せる場合もあります。
- 触ると嫌がる
- 散歩にいきたがらない
- (運動量の低下により)足が細くなる
何かしら違和感がある場合は、その様子を動画に撮り、動物病院を受診しましょう。
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ポメラニアンのパテラは悪化しやすい?

ポメラニアンのパテラは悪化しやすいとされています。ポメラニアンはとても活発で、遊ぶことが大好きな性格であるためです。動き回って膝に負担がかかれば、パテラはますます悪化します。
また、滑りやすい床は運動時に膝を捻りやすいため、悪化のリスクを高ます。
ポメラニアンのパテラは自然に治る?

ポメラニアンのパテラが、自然に治る可能性は低いです。むしろ、自然に任せると症状は悪化するばかりです。関節の軟骨が擦り減ったり、筋肉が萎縮したりすることで、症状は悪化していきます。
症状がある場合には、膝に負担がかからないようにする保存治療が必要です。
ポメラニアンのパテラの治療方法

ポメラニアンのパテラは、以下のような方法で治療を進めます。
- 保存療法(内科的治療)
- 手術(外科的治療)
それぞれ詳しく解説します
保存療法(内科的治療)
保存療法とは、手術を行わずに症状を改善する治療法です。主にグレード1〜2の軽度な症例、および高齢で手術が難しい場合に選択されます。
具体的には、薬物療法や理学療法を用いて痛みや不快感を軽減します。
| 薬物療法 | 膝関節の負担を減らすための体重管理をしながら、筋肉を鍛えることで膝関節の安定性を維持する |
|---|---|
| 理学療法 | ・グルコサミンやヒアルロン酸、オメガ3脂肪酸など関節軟骨の保護や炎症軽減につながるサプリメントを投与する ・消炎鎮痛剤で脱臼による痛みや炎症を抑える |
犬のパテラ「グレード1」は自然に治るのか?についてはこちら
犬のパテラ「グレード2」は手術なしで治るのか?についてはこちら
手術(外科的治療)
グレード3〜4の症例や、保存療法で症状が改善しない場合には、手術が適応です。
手術は、以下の方法を組み合わせて実施します。
| 滑車溝形成術 | 膝蓋骨がはまる大腿骨の溝を深くする |
|---|---|
| 脛骨粗面転移術 | 膝蓋靭帯の付着部である脛骨粗面を骨ごとずらし、正しい位置に靭帯を固定する |
| 関節包縫縮術 | 伸びきってしまった関節包を切り取る、もしくは短く縫い合わせる |
| 骨の矯正 | 大腿骨などが変形している場合には、骨を一部切って矯正する |
犬のパテラ「グレード3」は手術で完全に治るのか?についてはこちら
犬のパテラ「グレード4」は手術で完全に治るのか?についてはこちら
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ポメラニアンのパテラを手術した後の過ごし方

術後から数日は、アイシングを施しながら入院管理を進めます。退院後2週間は、絶対安静で過ごしてください。
手術から2週間程度経ったら、少しずつリハビリを実施しながら、筋力維持や関節可動域の回復を促します。数ヶ月問題なければ今までの生活に戻れるはずです。
ただし、再発のリスクを防ぐため体重管理などの注意は必要です。
ポメラニアンのパテラを予防するには

ポメラニアンは活発で遊びが大好きですが、パテラを予防する観点では滑らない床で遊ばせる、ジャンプや段差の上り下りを可能な限り制限するなどが大切です。
体重増加は膝に負担をかけるので、体重に気をつけながら過ごさせましょう。また、サプリメントの服用で関節軟骨を保護してあげることも一つの手段です。
まとめ

ポメラニアンは体が小さく、膝関節が不安定になりやすい特徴があるため、パテラ(膝蓋骨脱臼)の発症割合が高い犬種です。スキップのような歩き方や足をかばうしぐさが見られた場合は、パテラの可能性を考える必要があります。
パテラは自然に治ることがほとんどなく、放置すれば関節の変形や痛みが進行し、手術が必要になることもあります。軽度のうちから、滑らない床環境・体重管理・ジャンプの制限など、日常のケアがとても重要です。
適切な治療と生活管理を行えば、ポメラニアンが快適に過ごせる期間を大きく延ばすことができます。歩き方や普段の様子に少しでも違和感があれば、整形専門医が在籍する当院へご相談ください。症状に合わせた最適な治療方法をご提案します。
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