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コラム COLUMN

犬の前十字靭帯断裂、手術後のリハビリは?自宅で実施すべき内容やその後の注意点を解説

更新日:2026年3月31日  公開日:2026年3月31日

犬の前十字靭帯断裂、手術後のリハビリは?自宅で実施すべき内容やその後の注意点を解説

犬の前十字靭帯断裂は、手術をして終わりではありません。術後のリハビリを適切に行うかどうかが、愛犬の歩行機能の回復や再断裂の予防を大きく左右します。

本記事では、術後のリハビリを時期別に解説します。

前十字靭帯損傷の完治を目指すには、病院での治療だけでなく、自宅でのリハビリも含めて獣医師とともに慎重に進めていく必要があります。愛犬の前十字靭帯損傷について不安がある場合は、整形専門医が在籍し、犬の前十字靭帯損傷の治療実績も豊富な当院にご相談ください。

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この記事の監修者

上野雅祐

上池台動物病院の院長を務める。海外でのセミナーや国際学会、海外大学への短期留学などでジャンルに囚われない幅広いスキルを磨き、外科・腫瘍・皮膚等の専門的で総合的な治療を提供する。

監修者情報

▼略歴

  • 麻布大学 獣医学科卒業(学業成績優秀者)
  • 千葉県 中核の動物病院にて勤務医
  • 神奈川県 外科認定医・整形専門病院にて勤務医
  • 専門病院にて一般外科・整形外科に従事
  • 日本小動物がんセンター 研修医


▼所属学会・資格

犬の前十字靭帯断裂における手術後のリハビリ

犬の前十字靭帯断裂の手術後は、段階的なリハビリが回復の鍵を握ります。術後の経過に応じて適切なケアを行うことで、愛犬がスムーズに日常生活へ復帰できる可能性が高まります。

リハビリは大きく4つの時期に分けられます。

  • 術後0〜2週間:疼痛管理+可動域維持
  • 術後2〜4週間:徐々に荷重回復
  • 術後4〜8週間:筋力回復
  • 術後8週間以降:通常生活へ復帰

それぞれの時期の目的と具体的な内容を解説します。

犬の前十字靭帯損傷(断裂)の原因・症状・治療まとめ

術後0〜2週間

手術直後のこの時期は、痛みのコントロールと関節が固まるのを防ぐことが最優先です。基本的にケージレストを徹底し、必要最低限の動きにとどめます。

▼ケア内容

  • ケージレスト
  • 氷嚢などでの冷却(アイシング)
  • PROM(受動的関節可動域運動)
  • 大腿マッサージ
  • 無理のない軽い歩行

術後2〜4週間

炎症が落ち着いてきたら、少しずつ患肢への荷重を促していきます。ただし、まだ本格的な運動は禁物です。

▼ケア内容

  • リード歩行5〜10分を1日2〜3回
  • バランスディスクを用いての短時間リハビリ
  • 水中トレッドミル(可能なら)

術後4-8週間

この時期からは筋力の回復を本格的に目指します。歩行の時間や強度を段階的に上げていきましょう。

▼ケア内容

  • 歩行時間延長(15〜20分)
  • 8の字歩行
  • ゆるい傾斜での歩行

術後8週間以降

レントゲンなどで骨の癒合状態を確認したうえで、徐々に通常の生活へ戻していきます。ただし、いきなり激しい運動に戻すのは禁物です。

▼ケア内容

  • 徐々にフリータイム増やす
  • 軽いラン(レントゲンなどの状況による)

ボール遊びはまだ控えめにしましょう。

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犬の前十字靭帯断裂における手術後のリハビリ期間にやってはいけないこと

犬の前十字靭帯断裂を手術した後のリハビリ中は、「やるべきこと」と同じくらい「やってはいけないこと」を把握しておくことが重要です。回復を妨げたり、再断裂のリスクを高めたりする行動を以下にまとめました。

NG行動補足
自由にさせる以下を避ける
・ソファーへのジャンプ
・急な方向転換
・他の犬と遊ぶ
・興奮してダッシュ
滑る床で歩かせるフローリングは膝や腰への負担が大きい
散歩距離を急に伸ばす動かないのもよくないが、急な負荷の増加は回復を妨げる
痛みがあるのにPROMを無理に行う炎症が再燃するため、痛みがある場合は中止する
早期の坂道・階段・ジャンプ通常よりも足への負担が大きくなるため、おおよそ8週目まではできるだけ控える
体重管理を怠る肥満は最大の再断裂リスクとされている
跛行が残っているのに様子見する半月板トラブルの疑いがあるため、早めに獣医師へ相談する
ノーリード庭やドッグランでのノーリードは興奮につながるため、おおよそ8週目まで控える

犬の前十字靭帯断裂における手術後のリハビリを「完了」と判断する目安

犬の前十字靭帯断裂において、リハビリの「完了」は飼い主の感覚だけで判断せず、複数の客観的な指標をもとに獣医師が総合的に評価します。以下の項目をすべてクリアしていることが目安です。

評価項目判断基準
視診・歩様評価日常生活での歩行に違和感がない
筋肉量の回復触診で明らかな筋萎縮がない
荷重バランス可能であればフォースプレートで評価、なければ歩様で確認
関節可動域伸展・屈曲が健康な肢と同程度で、痛みがない
触診明らかな関節液の増量やクリック音がない
画像評価(TPLO/TTAの場合)約8週間で骨癒合が確認でき、インプラントの緩みがない

犬の前十字靭帯断裂を手術した際の入院期間

入院期間は手術方式によって異なります。以下は一般的な目安です。

手術方式入院期間の目安
TPLO1〜3泊
TTA1〜3泊
関節外法0〜2泊(小型犬の場合は日帰りもあり)

入院期間中、動物病院では主に以下の点を注意しながら経過を観察しています。

  • 疼痛管理
  • 麻酔後の全身状態モニタリング
  • 創部管理
  • 早期荷重の確認
  • 術部の冷却
  • 受動的関節可動域運動(PROM)

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犬の前十字靭帯断裂で手術後のリハビリが完了した後も気をつけること

リハビリが完了しても、前十字靭帯断裂を経験した膝は完全に元通りになるわけではありません。再断裂や変形性関節症(OA)の進行を防ぐために、長期的なケアを継続することが大切です。

注意点詳細
体重管理(最重要)1kg増えるだけでも膝への負荷は大きく増加する
変形性関節症(OA)の予防過度な運動や急な方向転換など、膝に大きな負担がかかる動きを避ける
滑る環境の排除フローリングにはマットやカーペットを敷くなどの対策をする
定期的な病院受診腫脹や疼痛がないか定期的に獣医師に確認してもらう
筋力維持リハビリ終了後も適度な運動を継続する。筋肉量が落ちると関節や靭帯への負荷が増大する
サプリメントの活用万能ではないが、関節サポート系のサプリメントが効果を発揮する場合もある

まとめ

犬の前十字靭帯断裂の術後リハビリは、時期ごとに目的と内容が異なります。術直後は痛みの管理と可動域の維持を優先し、2〜4週間で徐々に荷重を回復、4〜8週間で筋力を取り戻し、8週間以降に日常生活への復帰を目指すのが一般的な流れです。

具体的なリハビリの進め方や時期の判断については、必ずかかりつけの獣医師と相談しながら進めてください。

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