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症例報告 CASE

尿管結石の症例報告【泌尿器科】

腎泌尿器

猫の尿管結石です。

猫の尿管結石は腎臓と膀胱を結ぶ細い管に石が詰まってしまう病態です。

尿管に石が詰まることで腎臓から膀胱に尿が流れることができず、腎臓に尿が溜まってしまう恐い病気です。

 

この子は左右の尿管に石が詰まってしまい、左右の腎臓に尿が溜まってしまいました。

尿管結石の症例 猫 エコー写真
尿管結石の症例 猫 エコー写真

 

治療としては

1.尿管を切開して石を取り出す
2.尿管に細い管を入れる
3.腎臓と膀胱をつなぐ別のバイパスを作る

などの方法があります。

今回は左右の腎臓、尿管に複数の石が詰まっていたため③による治療を行いました。

 
3.のバイパスによる方法はSUBと呼ばれています。

SUBはSubcutaneous Ureteral Bypassの略で、腎臓から膀胱へのバイパスを作る手術です。

当院では下図のSUBTM(米国NORFOLK VET PRODUCTS社製)を使用しています。

管結石の症例 SUBTM

今回は外科の専門医と協力して手術を行いました。

管結石の症例 外科の専門医

造影剤で正しい位置に設置されているかを確認して‥

管結石の症例 造影剤

左右ともに無事にSUBの設置が完了!

管結石の症例 SUBの設置

術後はご飯も食べてくれる様になりました。

管結石の症例 術後
管結石の症例 術後

 

SUBは他の手術方法に比べると手技自体はシンプルです。

しかしながら日本の病院では実施できる施設が少なく、人工物を使用しているため感染しやすいといったデメリットもあります。

 

当院では外科専門医と協力し、今回の様な複雑な病態に対しても治療が可能です。

今回はSUBを選択しましたが、SUB以外の治療方法も提案できます。

その子に合ったベストな治療方法を考えていきたいと思いますので是非ご相談下さい。