愛犬が普段と違う座り方を見せ、「これってパテラだから?」と不安になっていませんか?
もし愛犬が「お姉さん座り」を頻繁に見せる場合、それはパテラの予兆かもしれません。
ここでは、犬のパテラと座り方の関連について詳しく解説します。
| 愛犬の座り方を含め「これってパテラかも?」と思うことがあれば、すぐにでも当院にご相談ください。当院には整形専門医が在籍しており、犬のパテラに対して正確な診断と適切な治療提案ができます。 |
脱臼・骨折・ねんざなどが疑われるなら
整形専門医が在籍
豊富な治療実績
・セカンドオピニオン対応可
上池台動物病院へ
全国6院 お近くの病院を見る
東京都大田区上池台5丁目38−2
神奈川県横浜市南区永田台1−2
静岡県沼津市大岡900−3
愛知県名古屋市中区大須1丁目35−42
大阪府大阪市港区弁天1丁目4−9 第3柴田ビル 104
大阪府大阪市鶴見区放出東2丁目19-8
目次
愛犬の座り方が「お姉さん座り」の場合はパテラの予兆かも

犬は脚に異常を抱えている場合、片足もしくは両足を横に投げ出し、お尻を地面につけた状態で座ることがあります。パテラが疑われる際にもこのような座り方がみられる場合があり、特に急に座り方が変わった場合には注意が必要です。
犬の膝蓋骨は、主に大腿四頭筋の筋力を効率的に伝え、膝を伸ばす動作をスムーズに行うための滑車の役割を果たしています。通常であれば、膝蓋骨は膝関節の中央あたりに位置し、大腿骨の溝にはまって上下動のみしています。しかし、パテラの場合は左右に外れてしまうことで、大腿骨と膝蓋骨がぶつかり合うことになります。

これにより、骨や軟骨の損傷から関節炎が起こり痛みが生じるため、緩和するために座り方が変化します。
座り方の変化については痛みや炎症、脚の屈曲の状況によるため、必ずしもパテラのグレードと関連して現れるわけではありません。しかし、比較的軽度の症例でも、座り方の変化がみられることがあります。
犬のパテラのグレード分類についてはこちら
お姉さん座りでもパテラを心配しなくていいケース

犬は特に病気や異常がないにもかかわらず、脚を崩したような座り方をする場合もあります。リラックスしていて単純に気が抜けている場合や、犬種によりそのような座り方をしている場合もあるでしょう。
痛がる様子や、その他に普段と違う様子を見せなければ、直ちに異常と判断する必要はありません。
パテラが疑われる犬の座り方チェックリスト

お姉さん座り以外にも、以下のような座り方の特徴が見られる場合は、パテラの可能性が疑われます。
- あぐらをかくような座り方
- 両脚が開くような座り方
- 普段と座り方が違う
- 長時間座り続けられない
など
お姉さん座り以外にも、パテラが疑われる座り方はあります。特に、愛犬が急に座り方を変えるようになったら注意しましょう。
脱臼・骨折・ねんざなどが疑われるなら
整形専門医が在籍
豊富な治療実績
・セカンドオピニオン対応可
上池台動物病院へ
全国6院 お近くの病院を見る
東京都大田区上池台5丁目38−2
神奈川県横浜市南区永田台1−2
静岡県沼津市大岡900−3
愛知県名古屋市中区大須1丁目35−42
大阪府大阪市港区弁天1丁目4−9 第3柴田ビル 104
大阪府大阪市鶴見区放出東2丁目19-8
犬の正しい座り方とは?

犬は通常、左右対称に見えるように脚を屈曲させて座る姿勢が正しい姿勢とされています。膝は正面に突き出し、お尻は軽く地面と接し、重心はやや後ろ脚によった状態です。
【座り方以外も観察しよう】こんな様子を見せたらパテラの予兆かも

座り方以外にも、愛犬に以下のような様子が見られた場合にはパテラを疑う必要があります。
- スキップするような歩き方をしている、あるいは3本脚で歩いている
- 脚を曲げ伸ばしするような動作を繰り返している
- 歩くときや抱き上げたときなどに脚からパキッと音がする
- 高いところに登りたがらない
- ぶつけるなどがない状態でも突然鳴いて後ろ足を気にする
など
お姉さん座り以外にも、これらの様子を見せるのであれば一度動物病院を受診しましょう。
犬が後ろ足を伸ばす動作とパテラの関連についてはこちら
【パテラ以外】犬の座り方が変な場合はこんな病気・ケガにも注意

犬の座り方が普段と違う場合、パテラ以外にも以下のような病気・ケガが疑われます。
- 関節リウマチ
- 股関節形成不全
それぞれ詳しく解説していきます。
関節リウマチ
関節リウマチは自己免疫性疾患の一種で、何らかの理由で関節内に炎症を引き起こす因子が侵入し、それに対して慢性的な炎症を引き起こす病気です。症状が進行していくと脚を引きずるような状態になり、やがて歩行困難となります。
症状は主に四肢の関節に出現し、座ったときに関節部分が普段以上に曲がっていたり、開いていたりする状態になることがあります。これは痛みの緩和のため本人が意識的に行う座り方というより、炎症により骨や軟骨の破壊が進行して関節部分が支持できない状態をあらわしています。
股関節形成不全
股関節形成不全は、主に大型犬の成長段階でみられる股関節の異常です。骨盤の寛骨臼(大腿骨の先が入り込んでいる窪み)の形成が不十分なため股関節が緩み、骨や軟骨がぶつかり合うことで損傷が起き痛みが生じる病気です。
股関節形成不全があると、股関節の痛みを緩和するために横座りになることがあります。その他に特徴的な様子として、後ろ脚先の幅が前脚に比べ狭かったり、お尻を振るような歩き方をしたりすることがあります。
まとめ

犬が片足を崩したように座る「お姉さん座り」は、膝の関節(膝蓋骨)に違和感があるときに見られるサインです。特に、急に座り方が変わったり、歩行時にスキップのような動作を見せたりする場合は、パテラが疑われます。
もちろん、リラックス姿勢としてお姉さん座りをする犬もいますが、痛みや違和感が伴う場合は早めの受診が大切です。
愛犬の「座り方」や「歩き方」に少しでも異変を感じたら、整形専門医が在籍する当院までご相談ください。正確な診断と適切な治療で、愛犬の健康を守ります。
脱臼・骨折・ねんざなどが疑われるなら
整形専門医が在籍
豊富な治療実績
・セカンドオピニオン対応可
上池台動物病院へ
全国6院 お近くの病院を見る
東京都大田区上池台5丁目38−2
神奈川県横浜市南区永田台1−2
静岡県沼津市大岡900−3
愛知県名古屋市中区大須1丁目35−42
大阪府大阪市港区弁天1丁目4−9 第3柴田ビル 104
大阪府大阪市鶴見区放出東2丁目19-8