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コラム COLUMN

犬が骨折したときの応急処置は?やるべきことをわかりやすく解説

更新日:2026年4月25日  公開日:2026年4月25日

犬が骨折したときの応急処置は?やるべきことをわかりやすく解説

犬の骨折は、落下や交通事故などをきっかけに突然起こります。いざというとき、飼い主がどう対応するかで、その後の治療や回復に大きく影響することがあります。

ここでは、犬が骨折したときの応急処置の手順や、絶対にやってはいけないNG行動などをわかりやすく解説します。

愛犬の骨折が疑われる際は、獣医師による適切な診断と処置が何よりも大切です。「いつもと様子が違う」「これって骨折かな?」と思うことがあれば、整形専門医が在籍し、犬の骨折治療の実績も豊富な当院にご相談ください。

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この記事の監修者

上野雅祐

上池台動物病院の院長を務める。海外でのセミナーや国際学会、海外大学への短期留学などでジャンルに囚われない幅広いスキルを磨き、外科・腫瘍・皮膚等の専門的で総合的な治療を提供する。

監修者情報

▼略歴

  • 麻布大学 獣医学科卒業(学業成績優秀者)
  • 千葉県 中核の動物病院にて勤務医
  • 神奈川県 外科認定医・整形専門病院にて勤務医
  • 専門病院にて一般外科・整形外科に従事
  • 日本小動物がんセンター 研修医


▼所属学会・資格

【応急処置の前に】犬が骨折したときにまずやるべき3つのこと

応急処置に入る前に、まず押さえておくべきことがあります。

  • 飼い主自身が落ち着く
  • 犬を安静にさせて患部を動かさない
  • 動物病院にすぐ連絡する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

犬の骨折の原因・症状・治療まとめ

飼い主自身が落ち着く

愛犬が骨折したかもしれない状況では、飼い主もパニックになりがちです。しかし、飼い主が慌てると犬にも不安が伝わり、興奮して暴れてしまうことがあります。

まずは深呼吸をして、落ち着いて状況を確認しましょう。冷静に対応することが、結果として愛犬を守る最善の行動につながります。

犬を安静にさせて患部を動かさない

骨折が疑われる場合、まず犬を安静にさせ、患部をできるだけ動かさないようにすることが最優先です。無理に抱き上げたり、患部を触って確認しようとすると、骨のずれが悪化したり、折れた骨が周囲の神経や血管を傷つけてしまうおそれがあります。

犬が自分で動こうとする場合は、狭いスペースに移動させるなどして行動範囲を制限しましょう。

動物病院にすぐ連絡する

安静を確保したら、すぐにかかりつけの動物病院に連絡しましょう。電話では、骨折した(疑いがある)状況や犬の様子を伝え、来院までの間にすべきことや注意点を獣医師に確認すると安心です。

診療時間外の場合は、夜間対応の救急動物病院に連絡してください。連絡先がわからない場合は、かかりつけ医の留守番電話で案内されていることもあります。

犬の骨折の応急処置の手順

犬が骨折した場合の応急処置は、骨折した部位によって対応が異なります。

  • 前足・後ろ足を骨折した場合の応急処置
  • しっぽを骨折した場合の応急処置
  • 肋骨・骨盤など体幹部を骨折した場合の応急処置

それぞれ詳しく見ていきましょう。

前足・後ろ足を骨折した場合の応急処置

足の骨折は比較的多くみられますが、飼い主が添え木で固定するのは難しく、無理に行う必要はありません。まずは犬を安静に保ち、患部をできるだけ動かさないようにすることが最優先です。

割り箸や段ボールなどを使って簡易的に固定する方法もよく紹介されていますが、巻き方が不適切だと血流障害や骨折の悪化を招くおそれがあります。特に、犬が痛みで興奮している場合は固定を試みず、そのまま動かさないようにして動物病院へ搬送してください。

添え木による固定はあくまで、犬が落ち着いており、安全に行える場合に限って行う補助的な処置です。無理に固定するよりも、安静を保ったまま迅速に受診する方が安全です。

しっぽを骨折した場合の応急処置

しっぽの骨折は、ドアに挟まれたり踏んでしまったりして起こることがあります。足の骨折と比べて気づきにくいのが特徴で、しっぽが不自然な方向に曲がっている、だらんと垂れたまま動かないといった場合は骨折の可能性があります。

しっぽの骨折は飼い主による固定が難しいため、無理に処置せず安静を保ったまま動物病院を受診してください。なお、しっぽの骨折は排尿に影響が出る場合もあるため、早めの受診が大切です。

肋骨・骨盤など体幹部を骨折した場合の応急処置

交通事故や高所からの落下では、肋骨や骨盤といった体幹部を骨折することがあります。こうしたケースでは、骨だけでなく内臓にもダメージが及んでいる可能性があるため、特に注意が必要です。

飼い主にできることは、硬い板や段ボールの上に犬を横たえ、体全体が動かないようにして搬送することです。柔らかい毛布の上だと体が沈んで骨折部位が動いてしまうため、できるだけ平らで硬いものを使いましょう。呼吸が荒い、ぐったりしているなどの症状がある場合は、一刻も早く動物病院に向かってください。

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犬の骨折で絶対にやってはいけない応急処置

良かれと思ってやったことが、かえって愛犬の状態を悪化させてしまうケースがあります。以下の行動は絶対に避けてください。

やってはいけないこと理由
無理に患部を触る・動かして確認しようとする骨のずれが悪化したり、周囲の神経・血管を損傷するおそれがある
人間用の鎮痛剤や湿布を使用する犬は人間と薬の代謝が異なり、肝障害や腎障害、最悪の場合は死に至ることがある
嫌がる犬に添え木を強引に巻く犬が暴れて骨折が悪化したり、飼い主が噛まれてケガをするリスクがある
骨折した足を引っ張って元に戻そうとする組織の損傷がさらに広がり、治療が困難になるおそれがある

特に注意していただきたいのが、人間用の鎮痛剤(イブプロフェン・アセトアミノフェンなど)を犬に与える行為です。「痛そうだから」と飼い主が手持ちの薬を与えてしまうケースがありますが、犬にとっては非常に危険です。嘔吐や消化管出血、腎不全などを引き起こす可能性があり、少量でも命にかかわることがあります。

痛みのケアは必ず獣医師の指示のもとで行いましょう。

骨折した犬を動物病院へ安全に運ぶ方法

犬の骨折が疑われる場合は、できるだけ早く動物病院へ向かいます。運び方を間違えると骨折を悪化させてしまうことがあるため、犬のサイズに合わせた方法で搬送しましょう。

  • 小型犬の場合の運び方
  • 中型犬・大型犬の場合の運び方

それぞれ詳しく見ていきましょう。

小型犬の場合の運び方

小型犬の場合は、キャリーケースや段ボール箱に入れて運ぶのがもっとも安全です。ケースの中にタオルや毛布を敷き詰め、隙間をなくすことで体が動かないようにします。

キャリーケースがない場合は、頭とお尻をしっかり支えながら慎重に抱きかかえて車に乗せましょう。ただし、四肢の骨折では足先がぶらぶらして痛みや状態の悪化につながるため、できるだけ全身を何かに乗せて運ぶほうが安全です。

子犬の骨折の詳細についてはこちら

中型犬・大型犬の場合の運び方

中型犬・大型犬はそのまま抱きかかえるのが難しいため、大きなバスタオルや毛布の上に犬を横たえ、両端を複数人で持ち上げて担架のように使う方法がおすすめです。

車内では骨折していない側を下にして横たわらせ、なるべく振動が伝わらないよう安全運転で病院へ向かいましょう。動物病院に到着したら、まずスタッフに「骨折の犬が車内にいる」と伝え、搬入の手伝いを依頼してください。

夜間や休日に犬が骨折した場合の対応

骨折は時間を選ばず起こります。かかりつけの動物病院が休診の場合は、夜間救急対応の動物病院を受診しましょう。

夜間救急を受け付けている動物病院は、各都道府県の獣医師会のホームページや、かかりつけ医の留守番電話などで案内されていることがあります。また、犬の状態や応急処置の方法について電話で相談に応じてくれる病院もあるため、まずは連絡を入れることが大切です。

いざというときに慌てないためにも、夜間救急病院の連絡先と住所は事前に調べてメモしておくことをおすすめします。

犬の骨折に備えて準備しておきたいもの

骨折はいつ起こるかわかりません。万が一に備えて、以下のものを準備しておくと安心です。

  • 包帯(伸縮タイプがベスト)
  • ガーゼ・ハンカチ・タオル
  • 割り箸や硬い段ボール(添え木の代用)
  • キャリーケースまたは段ボール箱(搬送用)
  • 大きめのバスタオルや毛布(大型犬の担架代わり)
  • 口輪(痛みで攻撃的になった場合の備え)

合わせて、かかりつけの動物病院と、夜間・休日に対応している救急動物病院の電話番号・住所を紙に書き出して、見やすい場所に貼っておきましょう。緊急時はパニックで検索する余裕がないことも多いため、事前の準備が重要です。

犬の骨折の応急処置に関するよくある質問

Q骨折かどうか自分で判断がつかない場合はどうすべきですか?

自己判断は禁物です。足を上げたままにしている、触ると強く嫌がるなど少しでも異変を感じたら、骨折の可能性があるものとして扱い、動物病院を受診してください。レントゲンなどの検査ではじめて正確な診断ができます。

Q応急処置をしないまま病院に連れて行っても大丈夫ですか?

大丈夫です。応急処置は「できればやる」ものであり、できない場合は無理に行う必要はありません。特に犬が興奮して触らせてくれない場合は、下手に処置するよりもそのまま安静にして病院へ向かうほうが安全です。

Q犬が痛みで暴れる場合はどうすればいいですか?

普段は穏やかな犬でも、強い痛みを感じると噛みついたり暴れたりすることがあります。この場合は応急処置を無理に行わず、犬をなるべく刺激しないようにしながら病院へ向かいましょう。口輪がある場合は安全のために使用しても構いません。「大丈夫だよ」と優しく声をかけ続けてあげることも大切です。

Q骨折した犬を抱っこして運んでもいいですか?

小型犬であれば抱きかかえて運ぶことも可能ですが、四肢の骨折では足先が不安定に揺れてしまい、痛みや状態の悪化につながる場合があります。できればキャリーケースや段ボール箱など、全身を安定した状態で運べるものを使用するのがベストです。

まとめ

犬の骨折は突然起こるものですが、飼い主が正しい応急処置の知識を持っていれば、愛犬への負担を最小限に抑えることができます。もっとも大切なのは、まず飼い主自身が落ち着き、患部を動かさず安静にしたうえで、速やかに動物病院へ連絡することです。

万が一の事態に備えて、応急処置に使えるアイテムや夜間救急の連絡先を事前に用意しておくと、いざというときに慌てず対応できます。

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