大田区・西馬込駅で動物病院なら上池台動物病院

コラム COLUMN

犬が階段を登れない原因は?突然登らなくなった・怖がる場合に考えられること

更新日:2026年10月1日  公開日:2026年10月1日

犬が階段を登れない原因は?突然登らなくなった・怖がる場合に考えられること

犬が階段を登れない場合、加齢による足腰の衰えだけでなく、ケガや関節の病気、恐怖心などが関係していることがあります。

特に、これまで登れていた犬が突然登らなくなった場合は、体に異常が起きている可能性もあるため注意が必要です。

本記事では、犬が階段を登れない原因や見られやすいサイン、動物病院を受診すべきタイミングについて解説します。

犬が階段を登れない場合、骨折・膝蓋骨脱臼(パテラ)・前十字靭帯断裂といったトラブルが発生している可能性があります。不安に思うことがあれば、整形外科の治療実績が豊富な当院にご相談ください。

脱臼・骨折・ねんざなどが疑われるなら
整形専門医が在籍
豊富な治療実績
・セカンドオピニオン対応可
上池台動物病院へ

全国7院 お近くの病院を見る

東京都大田区上池台5丁目38−2

神奈川県横浜市南区永田台1−2

静岡県沼津市大岡900−3

愛知県名古屋市中区大須1丁目35−42

大阪府大阪市港区弁天1丁目4−9 第3柴田ビル 104

大阪府大阪市鶴見区放出東2丁目19-8

Dog and Cat Rescue Samui Foundation Ban Taling Ngam Tambon Taling Ngam, Ko Samui District, Surat Thani 84140

インスタグラムアイコン youtubeアイコン

この記事の監修者

上野雅祐

上池台動物病院の院長を務める。海外でのセミナーや国際学会、海外大学への短期留学などでジャンルに囚われない幅広いスキルを磨き、外科・腫瘍・皮膚等の専門的で総合的な治療を提供する。

監修者情報

▼略歴

  • 麻布大学 獣医学科卒業(学業成績優秀者)
  • 千葉県 中核の動物病院にて勤務医
  • 神奈川県 外科認定医・整形専門病院にて勤務医
  • 専門病院にて一般外科・整形外科に従事
  • 日本小動物がんセンター 研修医


▼所属学会・資格

犬が階段を登れなくなる主な原因

犬が階段を登れなくなる主な原因

犬が階段を登れなくなる主な原因として、以下が挙げられます。

  • 加齢による機能低下
  • 過去の失敗体験
  • 足や腰の痛みを伴うケガ

単純に足腰が衰えている場合もあれば、痛みや恐怖心によって階段を避けていることもあります。

加齢による機能低下

犬も年齢を重ねると、後ろ足を中心とした筋力や関節の柔軟性、バランス感覚などが徐々に低下します。

階段を登る動作では、平地を歩くとき以上に後ろ足で体を持ち上げる力が必要です。そのため、加齢によって筋肉量が減少すると、散歩はできるのに階段だけ登れないといった変化がみられることがあります。

こうした機能低下が目立ち始める時期には個体差がありますが、一般的には7〜8歳頃からシニア期に入り、特に10歳を超える頃から足腰の衰えが現れやすくなります。大型犬では、より若い年齢から変化がみられる場合もあります。

過去の失敗体験

犬が階段を登れない、あるいは突然怖がるようになった場合は、過去の失敗体験が原因になっていることがあります。

例えば、階段を登っている途中で足を滑らせた、踏み外して転落した、大きな音に驚いたなどの経験をすると、「階段=怖い場所」と学習し、体に異常がなくても避けるようになる場合があります。

このようなケースでは、無理に抱えて階段に乗せたり、リードで引っ張ったりすると、恐怖心をさらに強める可能性があるため注意が必要です。

まずは階段の近くでおやつを与えるなど、安心できる経験を少しずつ積ませましょう。滑り止めマットを設置することも有効です。

足や腰の痛みを伴うケガ

捻挫や打撲、骨折、靭帯の損傷などがあると、階段を登る際に足へ体重をかけることで痛みが生じるため、階段を避けるようになります。

また、腰や背中を痛めている場合も、段差を登る動作が負担となり、途中で立ち止まったり、階段の前でためらったりすることがあります。

特に、これまで問題なく階段を登っていた犬が突然嫌がるようになった場合は、加齢や恐怖心だけで判断しないことが大切です。

犬が階段を登れないときに見られるサイン

犬が階段を登れないときに見られるサイン

犬が階段を登れないときは、原因によって以下のようなサインが見られます。

  • 加齢による体の衰えが疑われるサイン
  • 恐怖心やストレスが疑われるサイン
  • ケガによる痛みが疑われるサイン

階段以外での歩き方や行動も確認すると、原因を考える手がかりになります。

加齢による体の衰えが疑われるサイン

加齢による筋力や関節機能の低下が原因で階段を登れない場合、階段以外の日常生活にも少しずつ変化が現れることがあります。

例えば、散歩の途中で立ち止まることが増えた、歩く速度が遅くなった、寝ている時間が長くなったといった変化です。

また、ソファやベッドへの上り下りをためらう、立ち上がるまでに時間がかかる、フローリングで足を滑らせるなどの様子もみられます。

後ろ足の筋力が低下すると、腰がふらついたり、爪を擦るように歩いたりすることもあります。

恐怖心やストレスが疑われるサイン

階段の手前で急に立ち止まる、後ずさりする、体を低くする、震える、飼い主を見つめるといった行動が見られる場合は、恐怖心が関係している可能性があります。

特に、階段で滑ったり転んだりした経験があると、その出来事をきっかけに突然怖がるようになることがあります。

また、引っ越しなどによって階段の高さや材質、明るさが変わった場合にも警戒することがあります。

ケガによる痛みが疑われるサイン

例えば、片足を浮かせる、足を引きずる、歩幅が狭くなる、体を左右に揺らして歩くといった様子は、足に痛みがあるときに見られるサインです。

また、階段の前まで行くものの立ち止まる、登ろうとして途中でやめる、抱き上げた際に鳴く・嫌がるといった行動が見られることもあります。

足先や関節を触ったときに嫌がる、腫れや熱感がある場合も注意が必要です。

特に、散歩や遊びのあとから突然階段を登らなくなった場合は、捻挫や骨折、爪・肉球のケガなども考えられます。

脱臼・骨折・ねんざなどが疑われるなら
整形専門医が在籍
豊富な治療実績
・セカンドオピニオン対応可
上池台動物病院へ

全国7院 お近くの病院を見る

東京都大田区上池台5丁目38−2

神奈川県横浜市南区永田台1−2

静岡県沼津市大岡900−3

愛知県名古屋市中区大須1丁目35−42

大阪府大阪市港区弁天1丁目4−9 第3柴田ビル 104

大阪府大阪市鶴見区放出東2丁目19-8

Dog and Cat Rescue Samui Foundation Ban Taling Ngam Tambon Taling Ngam, Ko Samui District, Surat Thani 84140

犬が階段を登れない場合に考えられるケガ

犬が階段を登れない場合に考えられるケガ

犬が階段を登れない場合に考えられる主なケガや病気には、以下があります。

  • 膝蓋骨脱臼(パテラ)
  • 前十字靭帯断裂
  • 骨折
  • 椎間板ヘルニア
  • 関節炎

いずれも、階段を登る際に足や腰へ強い負担がかかることで、症状が目立ちやすくなることがあります。

膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝蓋骨脱臼(パテラ)とは、膝のお皿にあたる「膝蓋骨」が、本来収まっている溝から内側または外側へ外れてしまう状態です。

特にトイ・プードルやチワワ、ポメラニアンなどの小型犬で多くみられ、生まれつき膝関節の構造に問題がある場合のほか、転倒やジャンプなどをきっかけに悪化することもあります。

膝蓋骨が外れると、後ろ足に痛みや違和感が生じ、足を浮かせたり、スキップするように歩いたりすることがあります。

階段を登る動作では、平地を歩くときよりも膝を大きく曲げ、後ろ足に強く力を入れなければなりません。そのため、膝蓋骨脱臼がある犬では、階段を嫌がる、途中で止まる、突然登れなくなるといった変化がみられることがあります。

犬のパテラとはどのような病気かの詳細はこちら

前十字靭帯断裂

前十字靭帯断裂とは、膝関節の中で大腿骨と脛骨をつなぎ、膝を安定させている「前十字靭帯」が部分的または完全に切れた状態です。

犬では、ジャンプや急な方向転換などによる強い衝撃だけでなく、加齢や肥満、靭帯の変性などが原因となり、日常生活の中で徐々に断裂するケースもあります。

前十字靭帯が断裂すると膝関節が不安定になり、痛みや炎症が生じます。そのため、後ろ足をかばって歩く、足を地面につけない、立ち上がりにくいといった症状がみられます。

特に階段を登る動作では、後ろ足で体を強く押し上げる必要があるため、膝への負担が大きくなります。

突然階段を登れなくなった場合や、片方の後ろ足を浮かせている場合は、前十字靭帯断裂も疑われるため注意しましょう。

犬の前十字靭帯損傷(断裂)の原因・症状・治療まとめ

骨折

犬が突然階段を登れなくなった場合は、足の骨折が原因となっている可能性があります。

骨折すると患部に強い痛みが生じるため、犬は痛めた足に体重をかけることを避けるようになります。

特に階段を登る動作では、平地を歩くときよりも足に大きな力がかかるため、普段は歩けていても階段だけを嫌がることがあります。

骨折の程度によっては、足を完全に浮かせて歩く、患部が腫れる、触ると痛がるなどの症状がみられることもあります。

また、高い場所からの落下や交通事故だけでなく、小型犬では抱っこから飛び降りるなど、日常生活のちょっとした事故で骨折するケースもあります。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、背骨の間でクッションの役割をしている「椎間板」が変性し、内部の組織が飛び出すことで脊髄や神経を圧迫する病気です。

加齢による変化のほか、ダックスフンドやフレンチ・ブルドッグなど、遺伝的に椎間板が変性しやすい犬種では若いうちに発症することもあります。

椎間板ヘルニアになると、背中や腰の痛み、足のふらつき、力が入りにくいといった症状が現れます。

階段を登る動作では後ろ足や腰に力を入れる必要があるため、痛みや神経症状がある犬は階段を避けたり、途中で立ち止まったりすることがあります。

関節炎

関節炎は、関節の軟骨がすり減ったり、関節内に炎症が起こったりすることで、痛みや動かしにくさが生じる病気です。

特にシニア犬では、加齢に伴って発症する変形性関節症が多くみられます。また、肥満による関節への負担や過去のケガ、膝蓋骨脱臼などの関節疾患がきっかけになることもあります。

階段を登る動作では、平地を歩くときよりも後ろ足の膝や股関節などに大きな負荷がかかります。

そのため関節炎がある犬では、痛みから階段を嫌がったり、途中で立ち止まったりすることがあります。

犬が階段を登れない場合に動物病院を受診すべきタイミング

犬が階段を登れない場合に動物病院を受診すべきタイミング

犬が階段を登れなくなった場合、以下のような症状がみられるときは動物病院の受診を検討しましょう。

  • 足を引きずる
  • 歩くとふらつく
  • 立ち上がるのを嫌がる
  • 散歩に行きたがらない
  • 足や腰を触ると痛がる
  • 抱き上げた際に鳴く、嫌がる
  • 元気や食欲が低下している

これらの症状がある場合は、関節や骨、神経などに問題が起きている可能性があります。

特に、突然立てなくなった、後ろ足を引きずる、強い痛みがある、排尿や排便がうまくできないといった症状がある場合は、椎間板ヘルニアなど緊急性の高い病気も考えられます。

階段を登れない状態を、単なる加齢や怖がっているだけと判断せず、いつもと違う様子があれば動物病院で診察を受けましょう。

脱臼・骨折・ねんざなどが疑われるなら
整形専門医が在籍
豊富な治療実績
・セカンドオピニオン対応可
上池台動物病院へ

全国7院 お近くの病院を見る

東京都大田区上池台5丁目38−2

神奈川県横浜市南区永田台1−2

静岡県沼津市大岡900−3

愛知県名古屋市中区大須1丁目35−42

大阪府大阪市港区弁天1丁目4−9 第3柴田ビル 104

大阪府大阪市鶴見区放出東2丁目19-8

Dog and Cat Rescue Samui Foundation Ban Taling Ngam Tambon Taling Ngam, Ko Samui District, Surat Thani 84140

まとめ

犬が階段を登れなくなる原因は、加齢による筋力低下や恐怖心だけとは限りません。膝や腰の病気、骨折などが原因となっていることもあります。

特に、これまで問題なく階段を登っていた犬が突然登らなくなった場合は、足や腰に痛みがないか、歩き方に変化がないかを確認することが重要です。

足を引きずる、ふらつく、強く痛がる、立てないといった症状がある場合は、様子を見続けず、早めに動物病院を受診しましょう。