イタリアン・グレーハウンド(イタグレ)は足が細く骨が繊細なため、日常のちょっとした事故でも骨折につながりやすい犬種です。実際に骨折した場合、どのような症状が出るのか、手術は必要なのか、回復までどれくらいかかるのかは多くの飼い主が気になるところです。
ここでは、イタグレが骨折しやすい理由から治療、術後の経過、そして自宅でできる予防策を解説します。
| イタグレの骨折はすぐに適切な処置を施さないと、状態がさらに悪化してしまうリスクがあります。「いつもと様子が違う」「これって骨折かな?」と思うことがあれば、整形専門医が在籍し、イタグレの骨折治療の実績も豊富な当院にご相談ください。 |
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大阪府大阪市港区弁天1丁目4−9 第3柴田ビル 104
大阪府大阪市鶴見区放出東2丁目19-8
この記事の監修者
上野雅祐
上池台動物病院の院長を務める。海外でのセミナーや国際学会、海外大学への短期留学などでジャンルに囚われない幅広いスキルを磨き、外科・腫瘍・皮膚等の専門的で総合的な治療を提供する。
- 監修者情報
-
▼略歴
- 麻布大学 獣医学科卒業(学業成績優秀者)
- 千葉県 中核の動物病院にて勤務医
- 神奈川県 外科認定医・整形専門病院にて勤務医
- 専門病院にて一般外科・整形外科に従事
- 日本小動物がんセンター 研修医
▼所属学会・資格- 日本獣医がん学会
- 日本獣医画像診断学会
- 日本小動物歯科研究会
- 日本獣医麻酔外科学会
- 日本獣医循環器学会
- 日本獣医皮膚科学会
- 獣医腫瘍科認定医Ⅱ種
- ヒルズ栄養学コース修了
- Royal Canin Canine and Feline Clinical Nutrition Course修了
- 日本小動物歯科研究会 歯科レベル2
- 日本小動物歯科研究会 歯科レベル4
目次
イタグレは骨折しやすいとされる理由

イタグレが骨折しやすい原因は、主にその体型にあります。手足が細長く、骨が華奢なため、高所から落ちるなどの衝撃で簡単に骨折してしまいます。
また、元々が猟犬であるため活発な面があり、ソファから飛び降りる、全力で走ってぶつかるなどの行動をとりがちです。このような性格が強い子は、骨折につながる怪我をしやすいといえます。
犬の骨折の原因・症状・治療まとめ
イタグレが骨折したときに見せる様子

イタグレは骨折すると、以下のような様子を見せます。
| 様子 | 詳細 |
|---|---|
| 歩様の異常 | 足を引きずって歩く、特定の足を地面につけないなど、歩く動作で異常が見られる |
| 痛がる | 触られるのを嫌がる、キャンと叫ぶなど痛がる様子を見せる |
| 目に見える異常 | 腫れ、内出血、足の変形などの症状が目で見て分かる場合もある |
| その他 | 痛みによる元気消失、食欲低下などの症状が出る場合がある |
これらの症状が見られたら、極力歩かせず、速やかな受診をおすすめします。
犬の骨折の見分け方についてはこちら
イタグレの骨折は手術になる?

亀裂骨折の場合や骨のずれが小さい場合、ギプスや包帯などの外固定だけで治療できることもあります。しかし、犬の骨折は人の骨折とは違い、手術での整復・固定が必要なケースがほとんどです。
▼イタグレの骨折で手術が必要になるケース
- 骨のずれが大きい
- 開放骨折(複雑骨折)
- 関節近くの部位の骨折
- 前腕部(橈骨、尺骨)の骨折
- 成長板骨折
これらの症例ではプレートやピン、スクリュー、ワイヤー等の器具を用いて固定が行われます。
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イタグレの骨折の手術費用

プレート固定1箇所+術後入院3〜7日ほどが必要な場合で、30万円〜となります。
骨折部位や骨折の数・程度によって費用は大きく変わってきます。
イタグレの骨折を手術した後の経過

イタグレの骨折が完治するまでの期間は、年齢や骨折の部位・程度、固定方法、病歴などに左右されます。
亀裂骨折など外固定のみで治療できる軽症例の場合、4〜8週間で骨癒合、追加で運動制限が1〜2週間ほど必要になります。
プレートでの固定が必要な場合、8〜12週間ほどが目安となりますが、骨折の程度や年齢により長期化する可能性があります。
イタグレは再骨折もしやすい?

骨折後しばらくは、再骨折しやすい状態にあると認識しておきましょう。
固定解除後もしばらくは、骨の強度が弱い状態が続きます。その状態で大きな負荷をかけると再び骨折しやすいです。
再骨折を防ぐには、激しい運動を避け、適切なリハビリを実施することが重要です。
イタグレの骨折予防

イタグレの骨折を予防するには、以下を心がけることが大切です。
| 予防策 | 詳細 |
|---|---|
| 高所からの落下、ジャンプを防ぐ | イタグレの骨折の原因は、高所からの転落やジャンプが多くを占めます。高い場所には登らせないかスロープを設置する、抱っこの際は体と足を支えて安定させることを意識しましょう。 |
| 床の滑り止め | フローリングの床は足が滑って転倒するリスクがあります。マットやカーペットを敷くことをおすすめします。 |
| 無理な運動を避ける | 激しいジャンプやフローリングでのダッシュは避けましょう。 |
| 体重管理 | 体重が増えると骨・関節に負担がかかります。適正体重をキープしましょう。 |
特に環境面に関しては、イタグレの活発な性格を考慮して整えてあげましょう。
まとめ

イタグレは体型の特徴と活発な性格から、骨折のリスクが高い犬種です。骨折時は歩き方の異常や強い痛みなどの変化が見られ、多くの場合は手術による固定が必要になります。
骨折はすぐに適切な治療を施さないと、状態がさらに悪化してしまう恐れがあります。「いつもと様子が違う」「これって骨折かな?」と思うことがあれば、整形専門医が在籍し、イタグレの骨折治療の実績も豊富な当院にご相談ください。
脱臼・骨折・ねんざなどが疑われるなら
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